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STDP学習則により導かれる神経雪崩
大野 修平 加藤 秀行 池口 徹
誌名
電子情報通信学会論文誌 A
Vol.J94-A
No.2
pp.52-63 発行日: 2011/02/01 Online ISSN: 1881-0195
DOI: Print ISSN: 0913-5707 論文種別: 特集論文 (電子情報通信における萌芽的研究論文小特集) 専門分野: 非線形問題 キーワード: 神経雪崩, スパイクタイミング依存可塑性, 学習, 同期発火,
本文: PDF(2.9MB)>>
あらまし:
大脳皮質において発見された神経雪崩現象は,発火伝搬における臨界性,発火パターンの高い再現性等の特徴から,脳の高次機能である記憶に関して重要な役割を担うことが示唆されている.本論文では,神経雪崩現象を誘起するニューラルネットワークの構造がどのように形成されるのかという観点から,スパイクタイミング依存可塑性(spike-timing-dependent synaptic plasticity,以下STDP)学習則により形成されるニューラルネットワークの構造と応答を解析している.具体的には,STDP学習後のニューラルネットワークが示す一連の発火パターンのサイズと継続時間の発生頻度を計測し,その結果,STDP学習により形成されたニューラルネットワークが実際に脳の大脳皮質において観測される神経雪崩現象と類似の現象を再現することを示している.また,神経雪崩の統計的性質が,外部入力の時空間パターンに依存することも明らかにしている.
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