|
|
本文PDFファイルを閲覧するには,ログインする必要があります.
左メニューよりログインして下さい.
|
共同翻訳のためのプロトコルの開発
森田 大翼 石田 亨
誌名
電子情報通信学会論文誌 D
Vol.J92-D
No.6
pp.739-746 発行日: 2009/06/01 Online ISSN: 1881-0225
DOI: Print ISSN: 1880-4535 論文種別: 特集論文 (異文化コラボレーション論文特集 ) 専門分野: キーワード: 機械翻訳, インタラクションプロトコル, 分散協調作業, コンピュータ媒介コミュニケーション,
本文: PDF(1.1MB)>>
あらまし:
この論文では,バイリンガルでない異なる言語を用いる2人の人間が機械翻訳を利用して協力して文書の翻訳作業を行う方式,共同翻訳のプロトコルを提案する.翻訳機によって翻訳された文章は一般に正確ではなく,また流暢でないため,バイリンガルでなければ翻訳文が原文と同じ意味を表しているかどうかの判断ができない.そこで,この論文では,バイリンガルのいない状態で,(1)機械翻訳の品質を確実に向上させ,(2)正確で流暢な翻訳が得られた場合にそのプロトコルを終了する,共同翻訳プロトコルが存在することを示す.基本的なアイデアは翻訳元言語を理解する人(原文側)と翻訳先言語を理解する人(翻訳文側)が果たすべき役割を明確にすることである.すなわち,翻訳文側が機械翻訳文の流暢さについて改善を行い,原文側が翻訳の正確さを評価する.しかし,共同翻訳が成功した場合においても人為的な問題や言語の性質により,100%正確な結果とならないことがある.我々は,この共同翻訳プロトコルの成功した場合の信頼度を,初期的な実験で評価した.その結果,共同翻訳プロトコルが成功した場合に,その翻訳品質が完全であると評価された文の割合は,日英翻訳で約83%,日中翻訳で約91%になるという結果が得られた.更に,共同翻訳の品質を向上させるプロトコルの拡張例を示し,今後の共同翻訳プロトコルの発展が期待できることを示す.
|
|
|
|