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デザイン描画を支援するユーザインタフェース
市野 順子 田野 俊一
誌名
電子情報通信学会論文誌 D
Vol.J82-D2
No.10
pp.1693-1709 発行日: 1999/10/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0915-1923 論文種別: 特集論文 (知能情報メディア論文特集) 専門分野: 感覚感性処理 キーワード: 感性情報, 発想支援, 知的ユーザインタフェース, ファジー連想記憶,
本文: PDF(8.7MB)>>
あらまし:
コンピュータによるデザインワークが普及し, 各種の描画ソフトにおいてはGUIによる感覚的な操作が可能となり, 3次元画像表現, 油彩絵具風の表現といった表現力も拡大し利用環境は整いつつあるように見える. しかし依然その操作はユーザのセンスや知識に任されている. 本論文では, ユーザのデザイン描画を支援するシステムのユーザインタフェースを提案する. その特徴は次の3点にまとめられる. 第1は, システムがデザインに関する知識をもつことである. デザインに関して分析した結果, (1) デザインを構成する要素は色・形・構図である, (2) イメージをデザインにするには, イメージを具体的シーンとして思い浮かべ, それをもとに色・形・構図の特徴を抽出し, それらを組み合わせればデザインを描画できる, との知見を得た. そこでこれらの知識をシステムにもたせた. 第2は, 容易にイメージをシステムに伝えるユーザインタフェースをもつことである. 感性を伝える媒体は言語と非言語の両方があることを考慮し, 3層の感性言葉のリストボックスからの選択, デザイン候補群からの選択, ペン・マウスによる直接操作の可能なインタフェースを設計した. また人は最初から完全には感性を把握できないことを考慮し, ユーザの感性指示とシステムのデザイン提示の繰返しが可能なインタフェースを設計した. 第3は, ユーザの感性に対応してデザイン画を自動的に生成する機構をもつことである. (1) ファジー理論を用いてユーザのイメージを推論し, (2) 推論したイメージからデザイン描画に必要なパラメータを抽出し, それらを用いてデザインを生成するアルゴリズムを設計した. 更に, 以上の機能をもつデザイン描画支援システムを開発し, 複数の被験者による使用実験, 実問題への適用実験を行い有効性を確認した.
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