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2,4-ジアミノ-6-ビニル-s-トリアジン化合物の銀の移行防止効果
鎌形 一夫 河田 俊一 山田 俊昭
誌名
電子情報通信学会論文誌 C
Vol.J69-C
No.1
pp.126-130 発行日: 1986/01/25 Online ISSN:
DOI: Print ISSN: 0373-6113 論文種別: 論文 専門分野: 材料 キーワード:
本文: PDF(514.2KB)>>
あらまし:
銀は電極材料として広く使用されている.セラミック基板,紙/フェノール樹脂,ガラス布/エポキシ樹脂積層板に用いられている銀は長時間,高湿度環境下で電位差の存在下で移行し,絶縁抵抗の低下をもたらし,最終的には短絡に至る現象は良く知られている.この現象は銀が水分と電位差の存在でイオン化し,電極間を移動することにより発生するものである.銀の移行を抑制するにはエポキシ樹脂塗料を基板の表面に施すことが有効であることは知られている.分子中にs-トリアジン環を持つ2,4-ジアミノ-6-ビニル-s-トリアジンとイソシアヌル酸との分子間化合物を含むエポキシ樹脂塗料は含まないものに比較して抑制効果が非常に優れていることが判明した.2,4-ジアミノ-6-ビニル-s-トリアジンは水中で銀イオンと容易に錯体を形成すること,および裸の銀電極回路に水を滴下して短絡に至る時間を測定した実験で同化合物を添加した水は添加していない水に比較して短絡に至る時間が非常に長くなることが確認された.以上のことから2,4-ジアミノ-6-ビニル-s-トリアジンは銀の移行抑制に効果があると推定した.
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