導電性繊維で形成された電磁結合給電型マイクロストリップパッチアンテナの刺繍密度による放射特性への影響

市川 大暉
藤山 大輝
前田 忠彦

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J104-B    No.11    pp.852-860
発行日: 2021/11/01
早期公開日: 2021/07/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2021APP0002
論文種別: 特集論文 (電波とその応用技術の拡大を支えるアンテナ・伝搬及び関連システムの論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
電磁結合給電型パッチアンテナ,  導電性繊維,  刺繍密度,  FDTD法,  

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あらまし: 
導電性繊維で刺繍形成されたウェアラブルアンテナは軽量であり柔軟性をもち,コンピュータミシンを用いることで容易に衣類上に形成することが可能である.一方で,従来のエッチング加工と比較してコンピュータミシンを用いた刺繍加工の精度は低いため,刺繍形成されたアンテナの放射特性について刺繍加工による不安定性の影響評価が重要である.導電性繊維で形成された電磁結合給電型マイクロストリップパッチアンテナは高い再現性を有することが確認されている.一方,導電性繊維で形成されるウェアラブルアンテナの刺繍量削減化及び高効率化の検討のため,少ない刺繍量で所望の放射特性を有する刺繍構造を把握しておく必要がある.本論文では,導電性繊維で形成された電磁結合給電型マイクロストリップパッチアンテナの刺繍構造検討のため,刺繍形成工程での刺繍密度に着目したシミュレーション方法を提案し,導電性繊維刺繍量が少ない刺繍構造について放射特性の実験的評価を行った.その結果,従来の刺繍構造と比較してアンテナ全体で刺繍量を約90%削減した構造でも放射特性への影響が少ないことを確認したので報告する.