プロセス間通信を抑制しデータ共有するマイクロカーネル構造OS向けファイル操作機能の実現と評価

江原 寛人  枡田 圭祐  山内 利宏  谷口 秀夫  
(システム開発論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J99-D   No.10   pp.1069-1079
発行日: 2016/10/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 10.14923/transinfj.2016JDP7013
論文種別: 論文
専門分野: ソフトウェアシステム
キーワード: 
ファイル操作機能,  マイクロカーネル,  オペレーティングシステム,  プロセス間通信,  共有メモリ,  

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あらまし: 
マイクロカーネル構造OSでは,サービス実行時のプロセス間通信回数の削減が重要であり,ファイル操作においても例外ではない.ファイル操作においては,応用プログラムのプロセスのメモリ空間とファイルキャッシュ間でのデータを共有することも重要である.そこで,本論文では,マイクロカーネル構造OS向けの新しいファイル操作機能として,プロセス間において,通信回数を削減し,かつデータ共有するオンメモリファイル機能を提案する.この機能は,ファイル操作に関連する機能を最小化してプロセス間通信回数を削減し,ファイル管理が保持するファイルキャッシュを応用プログラムのプロセスと共有する.この機能をマイクロカーネル構造OSのAnTに実現する方式を示し,MINIX3.3. 0やLinux 2.6. 32のファイル操作機能と比較評価し,その結果を報告する.