ユーザ選択を適用した非直交多元接続とビームフォーミングの性能評価

鈴木 志明  西森 健太郎  中川 敬太  牧野 秀夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J99-B   No.9   pp.733-742
発行日: 2016/09/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2016APP0009
論文種別: 特集論文 (無線システムの拡大を担うアンテナ・伝搬及び関連システムの論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
マルチユーザMIMO,  Successive Interference Cancellation,  Zero Forcing,  MMSE,  ユーザ選択,  

本文: PDF(1.1MB)>>
論文を購入




あらまし: 
限られた周波数帯域で通信容量を向上させる技術として,複数の端末と基地局でMultiple-Input Multiple-Output (MIMO)伝送を行うマルチユーザMIMO (MU-MIMO)伝送が検討されている.線形制御を用いたMU-MIMOでは,基地局アンテナ数までのユーザとの同時通信を可能にする.しかしながら,基地局アンテナ数を超えたユーザと同時通信することができれば,更なる周波数利用効率の向上が見込める.そこで,本論文では,Successive Interference Canceller (SIC)を用いた非直交多元接続法 (Non-Orthogonal Multiple Access:NOMA)とZero Forcing (ZF)による指向性形成を併用した多元接続を提案する.しかし,この手法においては,ビーム間干渉による特性劣化が問題となっており,適切なユーザ選択が必要となる.本報告では,NOMAを併用したビームフォーミングにおけるビーム間干渉による特性劣化を低減するためのユーザ選択法としてZFの伝送レート式を用いた手法を提案する.更に,計算機シミュレーションにより,提案法のビットレート改善効果を示す.