直交偏波共用のための側面反射板付ダイポールアンテナ

杉本 義喜  堀 俊和  藤元 美俊  恵比根 佳雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J99-B   No.2   pp.45-52
発行日: 2016/02/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
論文種別: 特集論文 (通信技術の未来を紡ぐ学生論文特集)
専門分野: アンテナ・伝搬
キーワード: 
反射板付ダイポールアンテナ,  側面反射板,  クロスダイポール,  直交偏波,  ビーム幅,  

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あらまし: 
反射板付ダイポールアンテナは簡易な構造で単一指向性を実現できることから,移動通信用基地局アンテナなどに広く用いられている.移動通信では,伝搬特性の改善のために直交偏波ダイバーシチ方式が用いられており,近年では直交偏波MIMOを用いて通信容量を向上させるため,基地局用アンテナには直交偏波の共用化が必要となる.本論文では平面構造の主反射板の水平面内両側端部に側面反射板を有する反射板付ダイポールアンテナを取り上げ,側面反射板が水平面内のビーム幅に及ぼす影響を明らかにしている.次に,垂直偏波と水平偏波で等しいビーム幅を得られる場合の反射板構造について検討し,主反射板が大きい場合は側面反射板幅を大きくし,側面反射板の取り付け角度を小さくする必要があることを述べている.更に,垂直偏波と水平偏波,及び斜め偏波で直交偏波を共用する場合のビーム幅の設計限界について比較し,主反射板の辺長を0.5波長から1.5波長までとした場合,垂直・水平の直交偏波では42°から95°,斜め45°の直交偏波では35°から110°までのビーム幅が実現できることを示している.