結合振動子の同期現象に基づいたメディアアクセス制御SP-MACの適用領域に関する考察

濱本 亮  小畑 博靖  高野 知佐  石田 賢治  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J99-B   No.2   pp.31-44
発行日: 2016/02/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
論文種別: 特集論文 (通信技術の未来を紡ぐ学生論文特集)
専門分野: ネットワーク
キーワード: 
無線LAN,  同期現象,  結合振動子,  メディアアクセス制御,  適用領域,  

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あらまし: 
IEEE 802.11規格に基づく無線LANの普及に伴って,家庭や会社など様々な場所で無線LANを用いた通信機会が増加している.一般的にIEEE 802.11準拠の無線LANではメディアアクセス制御にCSMA/CAが利用される.しかし,これまでの研究から,CSMA/CAは同一のアクセスポイントに接続している端末数の増加に伴って,端末が送信するフレームの衝突が頻発してしまい,端末の通信効率が大幅に低下することが知られている.筆者らはこの問題を回避するために,これまで結合振動子の同期現象に基づいたメディアアクセス制御方式(以下SP-MAC)を提案,評価してきた.これまでの評価から,ある特定の環境下において,SP-MACはCSMA/CAよりも大きくスループットを獲得可能なことが示されている.しかし,異なる環境下におけるSP-MACの通信性能に関する考察は不十分であった.そこで本論文では,無線端末数,トラヒックパターン,及びリアルタイム通信へのSP-MACの適用性について考察する.