改良型Wheeler法におけるキャビティ共振による小形アンテナの放射効率落込みを回避する二つの方法について

石井 望  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J99-B   No.1   pp.18-25
発行日: 2016/01/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
論文種別: 論文
専門分野: アンテナ・伝搬
キーワード: 
小形アンテナ,  放射効率,  改良型Wheeler法,  キャビティ共振,  外れ値,  複比,  Tukeyのbiweight推定,  Chauvenetの判断基準,  

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あらまし: 
導波管とスライディングショートで構成されるキャビティを利用する小形アンテナの放射効率測定では,キャビティが共振する際に放射効率が落ち込むことが知られている.この解決策として,キャビティ共振を起こす反射係数を取り除いて放射効率を評価すればよい.このために,反射係数面上でキャビティ内におけるアンテナの反射係数がある円周上に存在する一方,キャビティ共振時に反射係数がその円周上に存在しないという事実を利用する.円周上に存在しない点を統計的に外れ値として扱うために,本論文では,Tukeyのbiweightを利用したM推定法を適用することを提案する.また,複比及びChauvenetの判断基準を利用する方法についても提案する.抵抗挿入モノポールアンテナに対して上記の手法を適用し,その有効性を検証する.