分散アレーアンテナにおけるMIMOレーダ技術を利用した送信モノパルス測角法

伊藤 聡宏  平田 和史  高橋 龍平  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J99-B   No.12   pp.1066-1075
発行日: 2016/12/01
早期公開日: 2016/08/31
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2016JBP3023
論文種別: 論文
専門分野: 計測,探査
キーワード: 
位相モノパルス測角,  アレーアンテナ,  不等間隔配置,  MIMOレーダ,  レーダ,  

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あらまし: 
三次元分散アレーアンテナを用いたレーダでは,サブアレーアンテナを疎に配置し大開口のアンテナを実現する.このようなレーダでは,アンテナの配置間隔が広くなったことで発生するグレーティングローブを抑圧するため,不等間隔アンテナ配置が適用される.一方,レーダにおけるDOA (Direction of Arrival)推定手法として,シンプルかつ高精度な手法である位相モノパルス測角が広く使用されている.しかし,不等間隔平面アレーアンテナでは,アンテナ配置の非対称性に起因して従来と同様の1次元探索処理として位相モノパルス測角を使用できない.この依存性を解消するアンテナ配置条件が存在するが,受信アレーアンテナ配置に制約が生じるため,グレーティングローブ抑圧性能が低下してしまう.そこで本論文では,MIMOレーダ技術を利用した送信モノパルス測角方式を提案する.MIMOレーダは送信アンテナごとに直交する信号を送信し,受信側で信号を分離し送信ビーム形成を行う技術である.提案法は送信アレーアンテナ配置に依存性を打ち消す配置条件を適用し,送信アレーアンテナを利用してモノパルス測角を行うことで,受信アレーアンテナの配置に対する制約を回避する.