MAGCruise: マルチエージェントモデルに基づくゲーミング環境

中島 悠  菱山 玲子  中口 孝雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J98-D   No.6   pp.853-861
発行日: 2015/06/01
早期公開日: 2015/03/05
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 10.14923/transinfj.2014SWP0013
論文種別: 特集論文 (ソフトウェアエージェントとその応用論文特集)
専門分野: エージェントベースシミュレーション
キーワード: 
マルチエージェントシミュレーション,  ゲーミング,  参加型シミュレーション,  Webベースラーニング,  

本文: PDF(981.4KB)>>
論文を購入




あらまし: 
社会に生じる様々な問題を分析し理解するため,社会的なコミュニケーションを対象としてマルチエージェントモデルに基づくゲーミングが行われている.人間と人間,人間と環境の関係性にまつわる社会的な問題のモデル化には,マルチエージェントモデルが適している.本研究の目的は,シミュレーションが対象とする領域のドメイン知識を有する専門家が,自ら問題をゲームとして記述し,ゲーミングを実施できるようにすることである.この問題領域の専門家はソフトウェア技術者とは限らない.本研究では,ゲームのプロセスを人間またはコンピュータに操作されるプレーヤ群が実行するワークフローとして捉え,これを簡易に定義できるゲームシナリオを設計した.また,そのシナリオと実験設定をWebシステムに与えるだけでオンライン参加型のゲーミングが実施できる環境を構築した.被験者実験により,ソフトウェア技術者ではない問題領域の専門家が,本環境を用いて順次手番や同時手番を組み合わせたゲームのシナリオを記述し,ゲーミングを実施できる可能性を示した.