Cascaded FASTによるキーポイント検出

長谷川 昂宏  山内 悠嗣  安倍 満  吉田 悠一  山下 隆義  藤吉 弘亘  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J98-D   No.4   pp.560-570
発行日: 2015/04/01
早期公開日: 2015/01/09
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 10.14923/transinfj.2014IUP0004
論文種別: 特集論文 (画像の認識・理解論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
コーナー検出,  Cascaded FAST,  FAST,  キーポイントマッチング,  

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あらまし: 
本論文では,自然領域からのコーナー点の検出を抑制することで高速なコーナー検出及び2画像間の対応づけが可能なCascaded FASTを提案する.複雑なテクスチャ(木の葉,植え込みなどが写り込んでいる領域)を含む画像に,高速なコーナー検出が可能なFASTを適用すると多くのコーナーが検出されるが,これらは物体認識等のアプリケーションでは必要としない.これは,FASTでは各注目画素においてわずか周囲長16画素の同心円の輝度情報に基づいてコーナーを定義しているためである.そこで,提案手法では各注目画素において周囲長が20画素,16画素,12画素の3種類の同心円を配置させ,各同心円の輝度値の連続性とオリエンテーションの類似性によりコーナーを定義する.また,FASTのアプローチで学習した三つの決定木をカスケード状に並べることで,非コーナーを早期棄却する高速なコーナー検出を実現する.更に,提案手法では画像ピラミッドを用いることでスケールを獲得し,周囲の画素を参照する枠組みを利用することで高速にオリエンテーションを獲得する.実験により,Cascaded FASTは高速にキーポイントを検出しながらも自然領域からのキーポイント検出を大幅に抑制できたことを確認した.2画像間の対応付けの実験では従来のコーナー検出法と同等の性能を保ちながら高速に2画像間を対応付けることを確認した.