テスト情報量と移動距離を最適化するモバイル・テスティング・システム

宮澤 芳光  植野 真臣  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J98-D   No.1   pp.30-41
発行日: 2015/01/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 
論文種別: 特集論文 (多様化する学習・教育支援論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
携帯端末,  eテスティング,  適応型テスト,  項目反応理論,  最適化問題,  

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あらまし: 
本研究では,最適化問題の一つであるTraveling Purchaser Problem (TPP)を組み込んだ適応型テストを提案し,制限時間内でテスト情報量最大化と移動距離最適化を同時に満たす項目を逐次的に選択し,出題する手法を提案する.ここでは,出題項目数に対して単調増加性をもち,移動距離を最小にしながら情報量を最大にする目的関数を提案する.これにより,項目数Iに対して通常O(I!)である計算量をO(2I・2I)に減じることができる.本システムの利点として以下が挙げられる.(1)移動経路が最適化されるため,テストの解答所要時間に対する移動時間の割合が減少する.(2)移動時間の減少により受検者が解答できる項目数が増加する.(3)情報量が高い項目を出題でき,高精度な能力測定が期待できる.