過渡状態に空間2次微分特性を発現する1層並列アナログ回路モデル

平松 右輔  皆川 裕輝  大島 成通  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J98-D   No.12   pp.1464-1477
発行日: 2015/12/01
早期公開日: 2015/09/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 10.14923/transinfj.2015JDP7044
論文種別: 論文
専門分野: バイオサイバネティックス,ニューロコンピューティング
キーワード: 
アナログ神経回路,  並列アナログ回路,  時空間特性,  

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あらまし: 
近年,高速で低消費電力な画像処理デバイスへの応用を目的とし,生体の細胞ネットワークを摸倣した並列アナログ回路モデルが提案されている.細胞ネットワークは複雑に結合しているため,工学的に回路を作成する際には,シンプルな構造の回路モデルを用いて細胞ネットワークを摸倣することが必要となる.そこで本論文では,回路構造を簡易化することを目的として,従来の回路モデルに用いられている差分構造を廃した,1層の並列アナログ回路モデルを提案する.本提案回路モデルは,空間的に広範囲に発生する応答電圧の重ね合わせによって超並列に動作し,瞬時に画像情報を処理することができる.また,回路の過渡状態に,空間2次微分特性を発現する.更に,帯域通過型の空間周波数特性を有し,過渡状態を利用して通過帯域を調整することができる.