光ファイバ接続型広帯域96 GHz帯ミリ波レーダの基本構成法及び距離分解能特性評価

二ッ森 俊一  森岡 和行  河村 暁子  岡田 国雄  米本 成人  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J98-C   No.12   pp.459-467
公開日: 2015/11/11
Online ISSN: 1881-0217
DOI: 
論文種別: 招待論文
専門分野: レーザ・量子エレクトロニクス
キーワード: 
異物探知,  FMCWレーダ,  距離分解能,  光ファイバ無線(RoF),  ミリ波レーダ,  

本文: FreePDF(1.8MB)


あらまし: 
新たなミリ波帯周波数資源の活用として,空港の滑走路面等の小異物探知を目的とした光ファイバ接続型広帯域96 GHz帯ミリ波レーダを提案する.これは,レーダ送受信信号の生成及び処理を行う単一の中央装置と,複数のアンテナ装置で構成されている分散型レーダシステムである.中央装置とアンテナ装置の間はRadio-over-Fiber技術を用い,ミリ波帯信号を光ファイバで伝送する.本論文では,送信信号帯域幅が8 GHzのFMCW方式の広帯域ミリ波レーダシステムを構築し,基本構成法及び距離分解能特性を議論する.最初に,空港面監視を想定した光ファイバ接続型広帯域96 GHz帯レーダシステムの基本構成を示す.次に,中央装置からアンテナ装置までのFMCW送信信号伝送に光2逓倍器及び光増幅器を用いることで,送信信号のC/N比劣化及び位相雑音増加を抑制しつつ,ミリ波帯信号の長距離伝送が可能であることを確認する.最後に,距離分解能評価試験を実施し,対象物間隔4 cmの距離分解能を達成可能であることを明らかにする.