パネル構造型宇宙太陽発電所におけるパネル位置推定のためのパネル角度推定法の提案

石川 峻樹  篠原 真毅  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J98-C   No.12   pp.366-376
公開日: 2015/11/11
Online ISSN: 1881-0217
DOI: 
論文種別: 特集論文 (大学発マイクロ波論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
宇宙太陽光発電所,  マイクロ波無線電力伝送,  位置推定,  到来方向推定,  アンビギュイティ,  

本文: PDF(2.5MB)>>
論文を購入




あらまし: 
宇宙太陽発電所(SPS)は宇宙空間において発電した電力を,マイクロ波無線電力伝送を用いて地上へ送電を行う構想である.現在,50 cm四方の発送電一体型パネルを最小のユニットとし,それらのパネルを組み合わせることでSPSを実現する,パネル構造型SPSが検討されている.パネル構造型SPSのビーム制御手法の一つとして,PAC法と呼ばれる手法が提案されている.PAC法は,地上の受電施設から送電位置の決定のために発信されるパイロット信号を利用してパネル角度及び位置の測定を行うことにより,アンテナ面のひずみを調べ,ビーム制御を行う.しかし,PAC法はパネル角度推定において,角度推定のアンビギュイティが発生し,正しく制御が行えなくなる問題があった.そこで本論文では,1次元配置のモデルを対象として,パイロット信号の測定点数を増加することによるアンビギュイティの除去手法についての提案を行い,測定点を4点用いる,あるいはパネル平面度維持技術と測定点を3点用いることにより,アンビギュイティが十分に除去できることを示した.