マイクロセル実環境におけるアナログ-ディジタルハイブリッド型Massive MIMOの性能評価

堅岡 良知  宮澤 純平  西森 健太郎  トラン ゴクハオ  今井 哲朗  牧野 秀夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J98-B   No.9   pp.967-978
発行日: 2015/09/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
論文種別: 特集論文 (無線で未来を描き続けるアンテナ・伝搬並びにその関連システムの論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
Massive MIMO,  マイクロセル,  円筒アレーアンテナ,  最大比合成,  Zero forcing,  チャネルサウンダ,  

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あらまし: 
基地局に非常に多くのアンテナを設置することで,信号処理の負荷を軽減しながら通信速度を向上させるMassive MIMOが提案されている.著者らはこれまでに,スモールセルに対しMassive MIMOを適用する効果を明らかにしている.本論文では,ヘテロジーニアスネットワークでの基地局による干渉除去を目的とし,2.2 GHz帯のマイクロセル実環境におけるMassive MIMOによる干渉除去特性を明らかにする.本評価では,サービスエリアとして全方位角を対象としており,96素子の円筒アレーアンテナ(水平方向24素子,垂直方向4素子)を基地局として用いた.本論文では,演算量を削減しつつ十分な干渉除去特性を得るために,アナログ部でMaximum Ratio Combining (MRC)を適用し,それらの出力を用いてディジタル部でZero Forcing (ZF)を実現するアナログ-ディジタルハイブリッド制御方法について評価を行った.実環境における伝搬チャネル応答を用いた性能評価により,アナログ-ディジタルハイブリッド法は伝送品質と信号処理量削減の観点からMassive MIMOの構成として有効であることを明らかにする.