マルチチャネル合成開口レーダにおける雑音電力増幅を軽減する疑似逆行列を用いる復元アルゴリズムに関する一検討

山岡 智也  土田 正芳  諏訪 啓  原 照幸  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J98-B   No.7   pp.727-736
発行日: 2015/07/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
論文種別: 特集論文 (若手研究者のためのステップアップ論文特集)
専門分野: 計測,探査
キーワード: 
合成開口レーダ,  マルチチャネル,  復元,  高分解能広観測幅,  

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あらまし: 
衛星搭載合成開口レーダ(Synthetic Aperture Radar:SAR)の高分解能広観測幅化(High-Resolution Wide-Swath:HRWS)のために複数の受信機を有するマルチチャネルSARが実用化されている.マルチチャネルSARにおけるシステム設計に要求される制約の緩和のために復元アルゴリズムが検討されているが,その二次作用として雑音電力増幅が発生する問題がある.この雑音電力増幅が発生する課題に対して,復元アルゴリズムに疑似逆行列の導入が有効であることが言及されてきたが,その雑音電力増幅を抑制する効果についての具体的な評価が行われてこなかった.また,雑音電力増幅のドップラー周波数依存性も明らかにされてこなかった.そこで本論文では,これらの課題に対して解決を行い,雑音電力増幅のドップラー周波数依存性を明らかにし,シミュレーションとあわせて疑似逆行列を用いる復元アルゴリズムの効果を確認する.更に航空機搭載KuSARデータを用いた実証を行って実データにおける有効性を確認する.