2周波数帯共用2層構造平面反射板付ダイポールアンテナ

杉本 義喜  堀 俊和  藤元 美俊  
(アンテナ・伝播(A・P)研究専門委員会推薦論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J98-B   No.7   pp.672-680
発行日: 2015/07/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
論文種別: 特集論文 (若手研究者のためのステップアップ論文特集)
専門分野: アンテナ・伝搬
キーワード: 
反射板付ダイポールアンテナ,  2層構造平面反射板,  2周波共用,  ビーム幅,  共用周波数比,  

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あらまし: 
平面反射板付アンテナは簡易な構造で単一指向性を実現できるが,励振素子と反射板の電気的な間隔によって指向性が変化するため,複数の周波数帯で用いるためには各々の周波数帯に対して個別の励振素子を用いる必要があった.本論文では,2層構造の平面反射板と無給電素子を用いた,2周波数共用反射板付ダイポールアンテナを提案している.2層目の反射板の構造が2周波数帯におけるビーム幅に及ぼす影響を明らかにしている.それにより,第2層反射板を最適に構成することで,2周波数帯において等しいビーム幅が得られることを示している.次に,励振素子近傍に配置した無給電素子によるVSWRの帯域特性への影響について検討し,2周波数帯でインピーダンス整合が実現できることを示している.また,2周波数帯で等ビーム幅が得られる場合の,2層の反射板上の電流分布を明らかにしている.更に,2周波数帯等ビーム幅を与える反射板構造と,共用周波数比の限界について検討し,周波数比で1.5倍から2.5倍までの範囲において2周波数帯で等ビーム幅が実現できることを明らかにしている.