誘電体基板を用いた人工磁気導体の低姿勢設計と帯域特性

村上 靖宜  堀 俊和  藤元 美俊  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J98-B   No.2   pp.172-179
発行日: 2015/02/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
論文種別: 特集論文 (通信技術の革新に挑戦する学生論文特集)
専門分野: アンテナ・伝搬
キーワード: 
人工磁気導体,  完全磁気導体,  周波数選択板,  誘電体基板,  

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あらまし: 
人工磁気導体(AMC; Artificial Magnetic Conductor)の構成法の一つとして,周波数選択板(FSS; Frequency Selective Surface)と地板を用いる構成法がある.通常FSSと地板の間には誘電体基板を配置する.本論文ではAMCで使用する誘電体基板の誘電体の比誘電率が,AMCの低姿勢設計とPMC (Perfect Magnetic Conductor)比帯域幅に及ぼす影響を明らかにする.検討の結果,誘電体基板を配置したAMCにおいて,誘電体の比誘電率の波長短縮分よりも大きい低姿勢効果が得られることが明らかになった.更に,ループスロット型FSSを用いたAMCの方が,ループ型より誘電体による低姿勢化の効果が大きいことがわかった.PMC比帯域幅については,ループ型AMCの方が広く,約100%の比帯域幅が得られた.また,PMC比帯域幅は誘電体の比誘電率ごとに異なるピーク値をもち,その場合のAMCの厚さは,ループスロットAMCの場合1/4波長,ループ型AMCの場合1/5.5波長の厚さで,ほぼ一定になることがわかった.