MFSK/DSブロック伝送におけるPAPR低減手法

尾崎 圭介  東中 雅嗣  岡崎 彰浩  石津 文雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J98-B   No.1   pp.53-64
発行日: 2015/01/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
論文種別: 論文
専門分野: 無線通信技術
キーワード: 
PAPR,  FSK,  直接スペクトラム拡散,  ブロック伝送,  位相回転系列,  

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あらまし: 
低PAPRを実現するスペクトラム拡散方式として,一次変調にFSK,拡散系列に振幅一定の位相回転系列を用いるMFSK/DSブロック伝送が提案されている.しかし,本方式にはオーバサンプリング処理後の帯域制限処理によりピーク電力が大きくなる問題がある.この問題に対し,OFDM向けに提案されているICF(Iterative Clipping & Filtering)法により,帯域制限処理後のPAPRを低減する方法が考えられる.しかし,ICF法では非線形処理を繰り返し実施するため,回路規模や処理遅延の増大,及び非線形ひずみによる伝送品質の劣化が問題となる.そこで本論文では,MFSK/DSブロック伝送の帯域制限処理後のPAPRを,繰り返し処理を実施することなく低減する手法を提案する.計算機シミュレーションによる評価を実施し,提案方式によりMFSK/DSブロック伝送のPAPRを0.4dB程度にまで低減可能であり,また,BER特性を劣化させることなく非線形増幅器を IBO = 0dB で動作させることが可能であることを示す.