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計算資源とネットワーク資源を考慮した割当ポリシを配備可能とするジョブ管理フレームワーク
渡場 康弘 木戸 善之 伊達 進 阿部 洋丈 市川 昊平 山中 広明 河合 栄治 竹村 治雄
誌名
電子情報通信学会論文誌 D
Vol.J97-D
No.6
pp.1082-1093 発行日: 2014/06/01 Online ISSN: 1881-0225
DOI: 論文種別: 特集論文 (インターネット技術とその応用論文特集) 専門分野: インターネットアーキテクチャ キーワード: ジョブ管理システム, Software Defined Networking, OpenFlow,
本文: PDF(1.8MB)>>
あらまし:
クラスタシステムなどの高性能計算環境では,複数のジョブ間でその資源が共有利用される.このような計算環境上で分散並列計算の実行時間を縮減するためには,その環境を構成する計算資源及びネットワーク資源を効率的に割り当てる必要がある.しかし,今日のジョブ管理システム(JMS)の多くは計算資源情報のみを考慮してジョブへの資源配分を決定する.本論文では,この点に着目し,ジョブごとに指定されるユーザの資源要求に基づき,計算資源及びネットワーク資源を考慮した資源割当を実現するためのジョブ管理フレームワークを提案する.技術的には,既存のJMSであるOpen Grid Scheduler/Grid Engine(OGS/GE)に,ネットワークの一元的な動的制御を可能にするOpenFlowを統合させることで実現したフレームワークの実装についてまとめる.本論文の評価では,提案するジョブ管理フレームワーク上に,ネットワークの遅延または帯域を考慮する資源割当ポリシを配備し,ネットワーク資源の割当をジョブごとに制御することでジョブの実行時間を縮減できることを確認した.
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