主観的評価を実現する自動印象評価器に関する研究

坂本 竜次
木原 健
鹿嶋 雅之
佐藤 公則
渡邊 睦

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J97-D    No.1    pp.145-154
発行日: 2014/01/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 特集論文 (ヒューマンコミュニケーション〜価値ある生活環境構築のための情報技術〜論文特集)
専門分野: 画像認識,コンピュータビジョン
キーワード: 
SD法,  因子分析,  主観的評価,  画像特徴量,  SVM,  

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あらまし: 
従来の画像認識研究においては,明示的な画像特徴量に基づき,対象種別,個体識別,位置姿勢など定量化や識別の容易な情報を得る一般・特定物体認識が主流である.一方で,シーン・状況認識など,物体に特定されない認識課題においては,画像特徴量を明示的に与えることが難しく,定量化や識別が困難であることから,印象語と呼ばれる単一の形容詞を対象としたものを除き,ほとんど研究が行われていない.本研究の目的は,具象画(人物画・静物画)を例にとり,Semantic Differential法と因子分析により抽出した絵画印象の因子と画像特徴量とを関係づけることにより,主観的評価に相当する印象評価器を実現することである.印象因子に対する複数の画像特徴量についてSupport Vector Machineを用いることで,各印象因子の2クラスを識別する印象評価器を提案し,熟練者・非熟練者の評価を用いて実装した印象評価器に対して交差検定法により解析し,提案手法の基本的な有効性を確認した.