不等間隔アレーにおける位相モノパルス測角のためのアンテナ配置法

伊藤 聡宏  平田 和史  高橋 龍平  千葉 勇  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J97-B   No.9   pp.770-779
発行日: 2014/09/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
論文種別: 特集論文 (無線技術の根幹を支えるアンテナ・伝搬技術論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
位相モノパルス測角,  平面アレーアンテナ,  分散アレーアンテナ,  不等間隔配置,  レーダ,  

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あらまし: 
大開口を有する分散アレーアンテナを用いたレーダでは,非常に狭いビームによる高い空間分解能が実現できる.このようなレーダでは,アレーアンテナを構成する素子アンテナの間隔が広くなったことで発生するグレーティングローブを抑圧するため,不等間隔アンテナ配置が適用される.一方,レーダにおけるDOA (Direction of Arrival)推定手法として,シンプルかつ高精度な手法である位相モノパルス測角が従来から広く使用されている.しかし,不等間隔平面アレーアンテナでは,アンテナ配置の非対称性に起因して従来と同様の1次元探索処理として位相モノパルス測角を使用できない問題が生じる.そこで本論文では,不等間隔平面アレーアンテナにおいても,従来の等間隔アレーアンテナと同様に位相モノパルス測角を行うための,平面アレーアンテナの配置条件を提案する.提案のアンテナ配置条件を適用することで,不等間隔平面アレーアンテナにおける位相モノパルス測角で発生する仰角と方位角の依存性を除去することができる.これにより,従来の等間隔アレーアンテナと同様の演算負荷で位相モノパルス測角を行うことができる.