2周波CWレーダを用いた歩行人物の特徴量抽出

秋田 学  深町 弘毅  渡辺 優人  稲葉 敬之  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J97-B   No.8   pp.677-687
発行日: 2014/08/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
論文種別: 論文
専門分野: 計測,探査
キーワード: 
レーダ,  2周波CW方式,  人物歩行認識,  特徴量抽出,  目標識別,  

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あらまし: 
レーダは光学センサにくらべ耐候性,広角視野などの点で有利であり,簡易な構成のレーダを歩行人物と他物体の識別に利用できる可能性が示されれば,今後の実用化に向けた研究の足掛かりとなる.歩行人物と他物体の識別に,人物の動作認識で用いられるMean Velocity,Step Frequency,Appendage Ratioに加え,距離を測定可能なレーダ方式を用いて目標からの受信電力とあわせて算出されるNormalized Powerを用いることを考える.本研究では,距離測定が可能なレーダ方式のうち簡易な構成で実現可能でコストの面で有利な2周波CW方式を採用する.レーダに対して人物,自転車及び犬が直進して近づくという基本的な条件のもと実験を行い,得られるNormalized Powerが目標の識別率向上のために,各目標間で有意な差異と観測精度を有するか検討する.目標識別におけるNormalized Powerの有効性を評価するため,Fisherの線形判別法を適用し,本方式で得られるNormalized Powerが歩行人物と他物体の識別において有効な特徴量の一つであることを示す.