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集団適応状態に向けた好意情報の提示とその影響
森 有紗美 原田 智広 北川 広登 髙玉 圭樹
誌名
電子情報通信学会論文誌 A
Vol.J97-A
No.6
pp.429-438 発行日: 2014/06/01 Online ISSN: 1881-0195
DOI: 論文種別: 特集論文 (人とエージェントのインタラクション論文特集) 専門分野: 人の認知・心理特性 キーワード: 集団適応, 集団意思決定, 好意情報, バルンガ,
本文: PDF(1.3MB)>>
あらまし:
本論文は,集団での意思決定の際,異なる考え方をもつ集団のメンバーが納得した上で意思決定を行うために必要な要素として,人間同士の「好意」に着目し,その影響を明らかにすることを目的とする.人間の好意の提示が集団へ与える影響を検証するために,集団が納得し意思決定を行う状態である「適応状態」など複数の集団状態を定義した上で,集団意思決定の模擬として異文化体験ゲーム「バルンガ」を用いた被験者実験を行う.人間の好意の提示が集団へ与える影響を検証するために,ゲーム中の他のプレイヤーに対する好意情報を提示する「好意マーカー」を実装したバルンガシステムによるコンピュータ上での被験者実験の結果,好意情報が提示可能であることでプレイヤーはバルンガの意見衝突の原因となるカードルールの違いに気付きやすくなり,適応状態に至りやすくなることが明らかになった.
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