協力態度を示すエージェントを用いたシステム継続利用―協力の原理によるエージェントデザイン指針―

湯浅 将英  佐藤 綾  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J97-A   No.6   pp.396-405
発行日: 2014/06/01
Online ISSN: 1881-0195
DOI: 
論文種別: 特集論文 (人とエージェントのインタラクション論文特集)
専門分野: インタフェースデザイン
キーワード: 
擬人化エージェント,  インタラクション,  キャラクタ,  ヒューマンインタフェースデザイン,  

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あらまし: 
本研究では,エージェントが示す協力態度により,システムを継続的に利用するようユーザを誘導する手法を述べる.この手法は,人とエージェントの間の協力の原理に基づいたエージェントデザイン指針に基づく.これまでにインタフェースを改善すべくエージェントが付与されたシステムが実用化してきているが,エージェントの不適切な動作により嫌悪感を抱いてしまいシステムの利用を止めてしまう可能性もある.一方で,エージェントの見た目や動作のデザインを適切にすることで,システムを継続的により活用できる可能性もある.しかしながら,そのデザイン指針は明らかにされていない.そこで本研究では,エージェントが協力態度を示すことで「また今後も期待できそう」などと思い込ませ,ユーザに活用を促すエージェントデザイン指針を提案する.実験結果より,エージェントが示す協力態度により,システムの継続利用が促せる可能性が考えられた.協力態度を示すエージェントを用いたデザイン指針は将来のインタラクションデザインに有用と考える.