マルチエージェントシミュレーションを用いた社会システムのプロトコル設計

村上 陽平  石田 亨  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J96-D   No.12   pp.2979-2986
発行日: 2013/12/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 特集論文 (ソフトウェアエージェントとその応用論文特集)
専門分野: エージェント応用
キーワード: 
マルチエージェントシミュレーション,  参加型シミュレーション,  プロトコル,  

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あらまし: 
社会システムのマクロな現象を分析・理解するためにマルチエージェントシミュレーションが用いられている.この手法を社会システムのプロトコルの設計に利用する場合,プロトコルが行動主体の振る舞いの一部を規定したものにもかかわらず,従来のエージェントアーキテクチャでは全てのインタラクションがプロトコルに支配され,エージェントの行動に自由度がないことが問題となる.そこで,本研究ではプロトコルとエージェントの意思決定を分離したエージェントアーキテクチャを設計し,プロトコルとは独立にエージェントの行動を決定する内部モデルの構築を可能とする.更に,このエージェントアーキテクチャを用いたプロトコルの設計方法として,エージェントの内部モデルとプロトコルを交互に精錬していく,スパイラル型の設計プロセスを確立した.最後に,実際に避難誘導プロトコルの設計に適用することでその有効性を確認した.