3次元CADデータを用いた出来形管理支援システムの開発

田中 成典  今井 龍一  中村 健二  川野 浩平  
(システム開発論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J96-D   No.10   pp.2426-2439
発行日: 2013/10/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 特集論文 (システム開発論文特集)
専門分野: オフィスインフォメーションシステム,e-ビジネスモデリング
キーワード: 
CIM,  情報化施工,  3次元CADデータ,  TS・GNSSを用いた出来形管理,  

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あらまし: 
国土交通省では,公共事業の生産性向上,品質確保やコスト縮減などを目的としてCALS/ECなどの施策が推進されている.中でも,TS・GNSSを用いた出来形管理(以下,「TS出来形管理」)などの情報化施工が鋭意推進されている.しかし,TS出来形管理では,工事目的物の3次元データを2次元の発注図から手作業で作成しており,施工者の負担となる課題が指摘されている.この課題に対して,設計や施工フェーズから3次元CADデータを生成・利活用し,維持管理フェーズへ受け渡していく一案がある.これにより,各フェーズで多様な効果を得られるため,それぞれ3次元CADデータの利活用に関する有用性と効果検証が行われている.その具体的な取り組みとして,国土交通省では,建設生産プロセスの情報基盤となるCIMの導入検討が進行中である.しかし,設計フェーズから引き継いだ3次元CADデータの特長を活かしたTS出来形管理の支援策が確立されていない状況である.そこで,本研究は,この支援策となる3次元CADデータを用いた出来形管理支援システムを開発した.そして,既存工事の電子成果品を用いたデータ作成の再現実験を通して,3次元CADデータを用いたTS出来形管理システムの有用性を評価した.