Haloアンテナを用いた無指向性直交偏波MIMO基地局アンテナ

松野 宏己  中野 雅之  新井 宏之  
(アンテナ・伝播研究専門委員会推薦論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J96-B    No.9    pp.1037-1047
発行日: 2013/09/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (ワイヤレスシステムを支える技術を融合するアンテナ・伝搬技術論文特集)
専門分野: アンテナ
キーワード: 
無指向性アンテナ,  基地局アンテナ,  直交偏波MIMO,  Haloアンテナ,  

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あらまし: 
本論文は無線基地局用の無指向性直交偏波MIMOアンテナについて検討している.無線基地局用アンテナは厳しい設置条件から,小形・細径であることが求められている.本論文では水平偏波素子として円筒構造を有するHaloアンテナを適用し,アンテナ円筒内のゼロ電位面に給電回路及び垂直偏波用素子のグランドを設計することで細径化を実現している.Haloアンテナは折返しダイポールアンテナと同様にグランドに不平衡電流が生じない.このため,グランド面を共有して垂直偏波素子を設計することで,偏波素子間で高いアイソレーションを実現する.本論文では更にHaloアンテナ内部のグランド面を改良することで,給電スペースの拡張を図り,コリニアアレーによる高利得化を図る.シミュレーション及び試作評価により,提案アンテナは比帯域7.1%をVSWR2.0以下で実現するとともに,所要帯域内の中心周波数の波長 λ0 に対して直径が 0.15λ0,9 dBiの指向性利得を実現した.また,所要帯域内で25 dB程度の直交偏波間アイソレーションを達成した.