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電気自動車を利用する大規模災害時の通信確保及び被災地モニタリング
間瀬 憲一 斎藤 卓也 高 靖
誌名
電子情報通信学会論文誌 B
Vol.J96-B
No.6
pp.562-571 発行日: 2013/06/01 Online ISSN: 1881-0209
DOI: Print ISSN: 1344-4697 論文種別: 招待論文 (震災復興や新興国の近未来に役立つ情報ネットワーク技術論文特集) 専門分野: キーワード: 電気自動車, アドホックネットワーク, 災害, 無線マルチホップネットワーク, モニタリング,
本文: FreePDF(1.5MB)
あらまし:
東日本大震災に際して被災地の一部に無線マルチホップネットワークを構築し,被災者に通信サービスを提供したトライアルの経験に基づき,このようなネットワークの有効性とネットワーク構築時間の短縮化が必要であることを述べる.高齢化社会,環境問題,自動車産業における技術開発・政策等の動向に基づき,超小型の電気自動車を中心に電気自動車(EV)が普及するユビキタスEV時代への期待を述べる.災害復旧オペレーションにおけるEVへの期待を述べ,通信基地局のバッテリー充電,被災地アドホックネットワークの二つを取り上げる.前者については基地局電源高信頼化統合設計の必要性を述べるとともに,1台のEVで充電サポート可能な基地局数の試算結果を示す.後者については多数のEVを用いたアドホックネットワークの有効性について述べ,特に,EVが駐車状態で構成するアドホックネットワークの有望性,新たな応用,伸縮アンテナポールを用いた性能向上について述べる.また,複数のEVとEV搭載電気ヘリコプターが連携する三次元モバイルモニタリングの構想(3DMM)を紹介する.
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