自律制御を目指した能動素子装荷型近傍界ノイズ抑制素子の基本特性

村野 公俊  小塚 洋司  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J96-B   No.4   pp.410-416
発行日: 2013/04/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (多様化する電磁環境におけるEMC 対策設計・評価技術論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
近傍磁界,  ノイズ抑制素子,  周波数可変,  電磁誘導現象,  共振現象,  

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あらまし: 
電子機器の動作不良,誤動作の原因の一つとして,プリント回路基板上での伝送線路や電子回路間の電磁干渉が挙げられるが,その有効な対策として,回路近傍に発生する磁界の抑制が行われている.本論文では,新たに能動素子を含む回路素子によって構成された近傍磁界抑制素子について提案する.本抑制素子はコイルとコンデンサによって構成され,コイルによる電磁誘導現象と本抑制素子の共振現象を利用して近傍磁界を抑制するものである.共振現象を利用することによって,特定の周波数を選択することができるため,抑制したい近傍磁界の周波数のみを選択することが可能である.更に,本抑制素子の構成部品であるコンデンサを可変容量ダイオードなどの能動素子に置き換えることによって,そのバイアス電圧の調整により,抑制したい近傍磁界の周波数を外部から制御し,任意に選択することが可能となる.本論文では,コイルとコンデンサによって構成される近傍界ノイズ抑制素子の動作原理を明らかにするとともに,プリント回路基板上に実装した場合の基本特性について実験的に検証している.