CDMAとOFDMを組み合わせた低周波電力線通信方式の提案

野里 裕高  河西 勇二  高橋 栄一  村川 正宏  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J96-B   No.2   pp.38-47
発行日: 2013/02/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (通信技術の進展を支える学生論文特集)
専門分野: 伝送方式・機器
キーワード: 
低周波電力線通信,  CDMA,  OFDM,  スマートグリッド,  高調波,  

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あらまし: 
本論文では,CDMAとOFDMを組み合わせた低周波電力線通信(低周波PLC)方式を提案する.10 kHz以下の周波数を利用する低周波PLCは,電気事業者とスマートメータを結ぶ通信手段の一つとして期待されているが,送信信号のピーク値を下げつつ,交流電源周波数の高調波の影響を受けにくくするという技術的課題がある.そこで提案方式では,CDMAによって周波数軸上にパワーを分散し,更に高調波の影響を受ける周波数を避けてOFDMで使用するサブキャリヤの周波数を設定することで,ピーク電流値が低く,かつノイズに強い低周波PLCを実現する.本論文では,計算機シミュレーションと試作システムを用いた通信実験により提案方式の有効性を検証する.30台の通信機の多元接続をエミュレートした通信実験の結果,提案方式は高調波が重畳された通信路において,SNRが-20dBとなる雑音が非常に大きい環境でも10-6以下のBERで通信ができることを実証した.