RFIDによるオオミズナギドリ生態観測センサネットワークの開発と評価

山本 寛  倉園 博樹  山本 麻希  中村 勝一  山崎 克之  
(インターネットアーキテクチャ研究専門委員会からの推薦論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J96-B   No.10   pp.1186-1197
発行日: 2013/10/01
Online ISSN: 1881-0209
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (ヒト・モノ・データをつなげるインターネットアーキテクチャ論文特集)
専門分野: センサネットワーク
キーワード: 
センサネットワーク,  オオミズナギドリ,  生態観測,  ZigBee,  RFID,  

本文: PDF(1.9MB)
>>論文を購入


あらまし: 
新潟県粟島においてオオミズナギドリという海鳥の生態観測が行われており,先行研究では赤外線センサや有線LANを利用して,海鳥の活動を継続的に観測できるセンサネットワークを構築していた.しかし,赤外線センサでは海鳥の個体を区別できないため,海鳥の種別(オス,メス,ヒナ)によって活動の傾向が異なるといった生態学者が立てた仮説の証明には利用できていなかった.また有線LANを使用していたため,広範囲にセンサネットワークを敷設することは難しかった.そこで本研究では,RFIDにより海鳥の活動パターンを個体ごとに計測でき,ZigBeeにより広域なセンサネットワークを構築できる,新しい生態観測センサネットワークシステムを研究開発する.更に,新潟県粟島における長期的な実証実験を通して,提案システムを利用することで海鳥の個体ごとに活動傾向を計測できることを確認した.