レベルセット法を用いたF陣形と個人空間の抽出によるオープンスペース内の偶発的対面インタラクションの参与者グループ認識

喜住 祐紀
角所 考
舩冨 卓哉
飯山 将晃
岡留 剛

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J96-A    No.10    pp.705-720
発行日: 2013/10/01
Online ISSN: 1881-0195
DOI: 
Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 論文
専門分野: マルチメディア環境技術
キーワード: 
人物行動認識,  対面インタラクション,  参与者グループ,  F陣形,  対人距離,  

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あらまし: 
本論文では,オープンスペース内の複数人物間に偶発的に生じる対面インタラクションの参与者グループを,その身体配置に基づいて認識するための手法について議論する.このような参与者グループには,“F陣形”と呼ばれる円陣形の身体配置をはじめ,互いの相対配置や距離等に特徴的な関係が見られることが社会心理学の分野で知られており,これに着目した参与者グループ認識の手法が従来から提案されている.しかし,これらの手法では,ある複数人が同一グループかどうかを判断する際に,それらの身体配置のみを考慮し,参与者グループが取り囲む空間の排他性を考慮していないため,明らかに問題が生じる場合がある.そこで本研究では,この問題に対処するために,画像の領域抽出等に用いられるレベルセット法を用いて,各人の位置・向きを基に,複数人が取り囲む空間を対象空間中から抽出し,その中に含まれる人物を同一グループとして間接的に認識するというアプローチを提案する.実験により,従来手法では問題が生じるような身体配置や,実際のオープンスペースで見られる身体配置に対して,妥当な認識結果が得られることを確認した.