ボクセル空間の幾何的連結性並びに自由視点画像の合成画質を考慮した三次元形状モデル高精度化方式

三功 浩嗣  内藤 整  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J95-D   No.9   pp.1769-1782
発行日: 2012/09/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 論文
専門分野: 画像認識,コンピュータビジョン
キーワード: 
自由視点,  視体積交差法,  visual hull,  三次元形状,  グラフカット,  

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あらまし: 
本論文では,自由視点映像の合成画質向上を目指し,多視点画像から視体積交差法により獲得されるvisual hullを初期形状モデルとして,形状の整形を行うことで,高精度な三次元形状モデルを復元する手法を提案する.視体積交差法は,高速かつ安定的に形状復元が可能である等の利点をもつが,被写体の凹領域を復元できないという原理的課題がある.本課題に対して,提案手法では,三次元形状モデルの表面上に存在するボクセルの視点間Photo Consistencyに基づき算出される背景ゆう度を用いて,ボクセル空間における幾何的連結性を考慮するとともに,各カメラ視点において,整形過程の三次元形状モデルを用いて合成される自由視点画像と撮影画像間の差分を最小化する枠組みにより形状の整形を行う.提案手法の三次元形状モデル高精度化に関する有効性を検証する目的で実施した,CG,及び実写の多視点画像を用いた実験結果より,被写体の凹領域を適切に復元できるとともに,自由視点画像の高精度化に有効であることを確認した.