|
本文PDFファイルを閲覧するには,ログインする必要があります.
左メニューよりログインして下さい.
|
屋内位置推定におけるDOP値を用いた基地局配置問題と高速解法の提案と評価
李 明 韓 龍 田頭 茂明 荒川 豊 福田 晃
誌名
電子情報通信学会論文誌 D
Vol.J95-D
No.3
pp.473-485 発行日: 2012/03/01 Online ISSN: 1881-0225
DOI: Print ISSN: 1880-4535 論文種別: 特集論文 (学生論文特集) 専門分野: 情報ネットワーク キーワード: 無線LAN, 屋内位置推定, DOP値, 基地局, 高速解法,
本文: PDF(758.6KB)>>
あらまし:
現在,無線LANは幅広く普及し,屋内で無線基地局を用いた携帯端末の位置測定は重要なサービスとして存在している.携帯端末の位置推定精度は,基地局の数が多いほど,一般的に位置推定精度はよいが,基地局の配置の形態に依存する.また,コストの面からできるだけ基地局の数を減らしたい.GPSでは位置推定精度を高めるため,測位衛星の配置における指標であるDOP(Dilution Of Precision)値が用いられている.本論文では,測位衛星の配置に用いられているDOP値を指標にして,あるDOP値以下になる最小の基地局数とその配置を求める高速解法を提案し,評価する.まず,DOP値と基地局の配置が端末の位置推定精度に与える影響を調べ,DOP値が小さいほど推定精度が高くなることを示す.次に,この結果をもとに,DOP値を指標にして,基地局の数と配置に関する問題を定義する.更に,本問題を解く高速解法を提案し,本解法の計算時間を従来解法と比較する.その結果,提案解法は従来解法に比べて計算時間を大幅に削減できたことを示し,本解法の有効性を示す.
|
|
|