スローライトを利用した全反射型光スイッチ

淵田 歩  松谷 晃宏  小山 二三夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J95-C    No.4    pp.75-83
公開日: 2012/04/01
Online ISSN: 1881-0217
DOI: 
Print ISSN: 1345-2827
論文種別: 論文
専門分野: レーザ・量子エレクトロニクス
キーワード: 
スローライト,  光スイッチ,  ブラッグ反射鏡,  

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あらまし: 
導波路型光スイッチには小型化が難しいという問題点があるが,これはプラズマ効果や熱光学効果による材料屈折率変化が1%程度以下に制限されていることによるものである.スローライトを用いると等価屈折率変化が増大されるため,光デバイスの小型化が可能である.我々はブラッグ反射鏡導波路におけるスローライトを用いた反射型光スイッチを作製し,その特性について議論した.屈折率の制御は酸化狭窄アパチャーを用いた選択的キャリヤ注入により行っている.入射した光はOFF時にはアパチャーと酸化領域の間の等価屈折率差により反射されるが,ON時にはキャリヤ注入によりアパチャー内の等価屈折率が減少し,等価屈折率差が補償されて光は直進する.このスローライトの利用により15 dB以上の消光比で30度の光偏向を達成した.