低SN比条件下におけるQR分解を用いた高性能な到来波数推定法

松原 隆   雄起  久保 正男  黒川 恭一  
(アンテナ・伝搬研究専門委員会推薦論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J95-B   No.9   pp.1131-1140
発行日: 2012/09/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (無線システムの進展の基盤となるアンテナ・伝搬技術論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
MENSE,  SEMD,  QR分解,  到来方向推定,  到来波数推定,  

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あらまし: 
アレーアンテナを用いた高分解能な到来波の到来方向推定法には,MUSIC法,ESPRIT法等があるが,それらの手法は到来波数が既知であることを前提としているため,正確な到来方向推定を行うためには,信頼性の高い到来波数推定法の開発が重要となってくる.その中でMENSE法は,低SN比において複数の相関波がアレーアンテナに到来する場合において有効な到来波数推定法である.MENSE法では置換行列を上手く設定しQR分解を行うことにより,到来波の到来間隔が狭い場合において推定成功確率を向上できるが,到来波のある到来間隔において推定成功確率が極端に低下する問題がある.そこで本論文では,到来間隔によって推定成功確率が極端に低下せず,かつ到来間隔が狭い場合でも推定成功確率が高い手法を提案する.