折返し構造を有するボウタイアンテナの広帯域化手法

永利 美緒  田中 信吾  森下 久  
(アンテナ・伝播研究専門委員会推薦論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J95-B    No.7    pp.883-889
発行日: 2012/07/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (若手研究者のためのフロンティア論文特集)
専門分野: アンテナ・伝搬
キーワード: 
ボウタイアンテナ,  折返し構造,  広帯域化,  小形化,  

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あらまし: 
ボウタイアンテナに折返し構造を付加することでVSWR≤2となる最低動作周波数が低周波化し,アンテナの小形化が可能であることが既に報告されている.しかしながら,折返し構造上の共振によってVSWR特性が劣化し,広帯域特性が制限されるという問題が生じる.ここではこの劣化を解消するために,折返し構造上の不要共振を取り除く2種類の折返し構造の形状を提案する.折返し構造の形状や付加素子の装荷によって折返し構造上の電流経路が変化し共振状態が解消されることから,VSWR特性の劣化を抑制し広帯域化を図ることができる.また,これらの変形した折返し構造によって,従来のボウタイアンテナの31%のアンテナ占有面積でボウタイアンテナと同様の帯域制限のない広帯域特性が得られる.