路面のように緩やかなうねりをもつ面上におけるミリ波マルチパス伝搬模擬実験

関 健二  金子 和正  井原 俊夫  
(アンテナ・伝播研究専門委員会推薦論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J95-B    No.3    pp.442-448
発行日: 2012/03/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: アンテナ・伝搬
キーワード: 
ミリ波帯,  車車間通信,  マルチパス伝搬,  室内実験,  うねりを有する面,  

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あらまし: 
緩やかなうねりをもつ路面上のミリ波マルチパス伝搬受信強度計算における,物理光学法,位相関数を四次式で近似した漸近法,幾何光学法の適用性を実験的に検証するため,59.5 GHzを用い正弦波状の導体面上における実験室規模でのミリ波マルチパス伝搬模擬実験を行った.その結果,実験値と計算値との比較に付き,幾何光学法では不一致を示すような場合においても,物理光学法,漸近法では測定値とほぼ一致する結果が得られた.位相関数を四次式で近似した漸近法は,筆者らのこれまでの数値計算による検討により車間距離と路面の波長の比が2程度以下で適用性を有するとの結果が得られていたが,本模擬実験によりその妥当性が実験的に裏づけられた.また,伝搬メカニズムの把握に漸近法を用いた解析が有効であることも分かった.本論文ではこれらについて報告する.