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6ポート回路網を用いた回路基板近傍の複素電磁界測定法
高津 敏宏 村野 公俊 上 芳夫 肖 鳳超
誌名
電子情報通信学会論文誌 B
Vol.J95-B
No.2
pp.285-292 発行日: 2012/02/01 Online ISSN: 1881-0209
DOI: Print ISSN: 1344-4697 論文種別: 特集論文 (通信技術の未来を切り拓く学生論文特集) 専門分野: 電磁環境・EMC キーワード: 電磁界測定, 6-ポート回路, 90°ハイブリッド回路, 近傍電磁界,
本文: FreePDF(1019.3KB)
あらまし:
回路基板(PCB)近傍の複素電磁界測定のための回路網と磁界測定結果について述べている.6ポート回路技術とはベクトルネットワークアナライザ構成法の一つであり,出力ポートにおける電力のスカラ量測定により入力ポートに接続された試料の散乱行列の要素を複素数で推定する技術である.本論文ではこの技術を近傍電磁界測定法に応用している.すなわち被測定の電磁界はプローブで観測することを前提にすると,これは等価電源で考えることができる.回路論的には,2個の入力ポートと4個の出力ポートからなる6ポート回路網を考え,出力ポートでの電力測定から,2個の入力ポートの電源(被測定電磁界)をそれらの振幅比と位相差として評価する手法である.提案する回路網を用いてPCB上の磁界を測定し,良好な結果を得ている.
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