無線マルチホップネットワークにおけるモバイルエージェントを用いた位置情報利用型ルーチングプロトコル

松下 拓也  藤川 丈自  塩川 茂樹  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J95-B   No.2   pp.208-218
発行日: 2012/02/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (通信技術の未来を切り拓く学生論文特集)
専門分野: ネットワーク
キーワード: 
無線マルチホップネットワーク,  ルーチング,  モバイルエージェント,  位置情報,  

本文: PDF(574KB)>>
論文を購入




あらまし: 
無線マルチホップネットワークにおいてノードの位置情報を利用したルーチングプロトコルが注目されている.しかし従来のプロトコルではノードの位置情報管理が分散的に行われるため,多くの制御パケットを必要とすることが問題であった.そこで,モバイルエージェントを用いて位置情報を一元的に管理し経路構築を行うルーチングプロトコルを提案する.提案方式では位置情報管理をモバイルエージェントのみが行うことで,制御パケットの削減を図る.またモバイルエージェントは位置情報管理だけでなくその情報を用いた経路算出処理も行い,経路構築の効率を高める.提案方式の有効性を示すため,既存方式の一つであるOCTOPUSを比較対象としコンピュータシミュレーションにより性能評価を行った.その結果,経路構築成功率,総受信制御パケット量,平均経路構築遅延,パケット到達率の総合評価により提案方式の優位性を示すことができた.