マルコフ連鎖と待ち行列モデルを組み合わせた無線LAN用性能評価モデル

黄 重陽  塩田 茂雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J95-B   No.2   pp.119-129
発行日: 2012/02/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (通信技術の未来を切り拓く学生論文特集)
専門分野: 基礎理論
キーワード: 
無線LAN,  IEEE802.11,  性能評価,  待ち行列,  マルコフ連鎖,  

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あらまし: 
無線LANを利用した(VoIP等の)双方向リアルタイムアプリケーションの性能劣化は,無線LANアクセスポイント(Access Point: AP)でのバッファオーバフローによるフレームロスが原因となることが多く,このバッファオーバフローは,無線LANがふくそうし,APバッファからのフレーム読み出し速度が落ちることにより発生する.このため,無線LANを利用した通信の性能評価には,APのバッファオーバフローとIEEE802.11 MAC層におけるパケット送信の挙動の両方を考慮できるモデルが必要である.本論文では,マルコフ連鎖を用いてIEEE802.11 MAC層の挙動を解析し,バッファでの挙動を待ち行列モデルで評価する性能評価モデルを提案し,その解析法を示す.更に,シミュレーションにより検証する.