光ファイバヒューズによって形成された空孔からの光散乱特性

山田 誠  木下 貴博  巴 亮清  渋谷 隆  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J95-B   No.11   pp.1529-1536
発行日: 2012/11/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 論文
専門分野: 光ファイバ
キーワード: 
光ファイバ,  光ファイバヒューズ,  光散乱,  安全性,  

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あらまし: 
光ファイバヒューズによって形成された空孔が存在する光ファイバに再度,高強度光が入射した場合の光散乱特性を理論的,実験的に詳細に検討した.入射光は空孔列の先端で光ファイバ軸に対して同心円状に強く散乱され,最大の散乱方向は空孔を形成する光量及びUVコートの有無に依存せず,約160度(空孔先端を原点,高強度光が入射する光ファイバ軸方向を0 度にした場合の角度)であることが判明した.また, 2D-FDTD (Two-Dimensional Finite-Difference Time-Domain)法を用いたシミュレーションによる解析結果が実験結果とよい一致をしたことから,本解析法が光ファイバヒューズによって形成された空孔からの散乱特性解析に適用できることを確認した.更に,レーザ安全の観点から検討を行い,UVコートを有する光ファイバから散乱される最大散乱光量は,光ファイバに再入射される入射光量が数W程度であればクラス1Mとして取り扱うことが可能であることが判明した.