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ユビキタスデータ共有機構uTupleSpaceの提案とフィールド実験への適用評価
中村 隆幸 荒川 豊 山本 淳 柏木 啓一郎 東島 由佳 南 裕也 中村 元紀 松尾 真人
誌名
電子情報通信学会論文誌 B
Vol.J95-B
No.11
pp.1414-1426 発行日: 2012/11/01 Online ISSN: 1881-0209
DOI: Print ISSN: 1344-4697 論文種別: 特集論文 (ユビキタス・センサネットワークを支えるシステム開発論文特集) 専門分野: ユビキタスネットワーク キーワード: uTupleSpace, センサ情報データベース, NO2, ユーザ参加型センシング, ユビキタス特区,
本文: PDF(2.5MB)>>
あらまし:
本論文ではセンサ情報の共有による多角的な活用を支援する,ユビキタスデータ共有機構uTupleSpaceのモデル提案とミドルウェアの実装,及びそのアプリケーション構築を通じた評価について述べる.提案モデルはマッチングプレイスの概念を通じてセンサ情報の即時配信と蓄積検索という二つの機能を統合し,センサ端末に対して柔軟に操作範囲を指定した双方向通信を可能とする.このモデルを実装したuTupleSpaceのプロトタイプ実装を用いて,我々は三つの特徴的なアプリケーションを構築した.中でも,小型高感度のNO2センサを複数の自転車に搭載して東京都内で大気汚染を観測するフィールド実験用のシステム開発においては,uTupleSpaceを用いて観測結果をコミュニティ内で共有するユーザ参加型センシングの萌芽的な機能を実現した.本論文ではこれらの構築経験を通じて提案方式の実用的有用性を示す.
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