歯骨伝導アクチュエータを用いたコミュニケーションエイド

村松 未輝雄  及川 靖広   芳男  黒澤 潤子  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J95-A   No.7   pp.623-630
発行日: 2012/07/01
Online ISSN: 1881-0195
DOI: 
Print ISSN: 0913-5707
論文種別: 特集論文 (電子情報通信分野における萌芽的研究論文小特集)
専門分野: ヒューマンコミュニケーション
キーワード: 
骨伝導,  コミュニケーションエイド,  検知限,  音像定位,  

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あらまし: 
骨伝導を用いた技術は高騒音下等における新しい音声伝達方法として期待されている.近年では,音楽再生,音声受聴用としてヘッドホンや携帯電話のヘッドセットに骨伝導技術を用いたものが普及しつつある.また,聴覚障害者のための補聴システムとして骨伝導アクチュエータを搭載している補聴器もある.通常,骨伝導アクチュエータは乳様突起,耳珠などの箇所に取り付けられることが多い.これに対し,歯はむき出しの骨であり,皮膚を介すことなく効率良く音響信号を伝達することができると考えられる.本研究では,歯を介した骨導音に着目したコミュニケーションエイドの提案を行う.超磁歪素子を用いて歯骨伝導アクチュエータを作製し,このアクチュエータを用いて検知限測定及び音像定位測定を行った.その結果,コミュニケーションエイドとして有効なデバイスとなり得る可能性を確認することができた.