いつ人はうんざりと感じるか―情報家電の初期設定におけるうんざり状態の検出とその理解―

大野 健彦  中谷 桃子  中根 愛  セン ユージン  
(2009年度HCGシンポジウム推薦論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J94-D   No.1   pp.94-106
発行日: 2011/01/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 特集論文 (ヒューマンコミュニケーション~人間中心の情報環境構築のための要素技術~論文特集)
専門分野: ヒューマン情報処理
キーワード: 
情報家電,  初期設定作業,  作業不快度,  ビー玉評価法,  ユーザビリティ,  

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あらまし: 
情報家電の利用時,ユーザが「作業にうんざりする」と感じる場面がしばしば登場する.このような状態を検出し,その発生原因を特定,解消することは情報家電の使いやすさを向上させる上で重要な役割を果たす.特に利用開始前に必要な接続・設定作業には,うんざりしやすい様々な要因が含まれる.本研究では情報家電の接続作業におけるうんざり状態の要因を明らかにすることを目的として,ビー玉評価法と呼ぶ「うんざり」状態を検出する簡易な方法を考案し,情報家電の配線作業に適用した実験について述べる.実験の結果,うんざりする程度は人によって大きく異なること,またユーザがマニュアル読解時,特に適切なページにたどりつけない場合にうんざりする場合が多いことが示された.またビー玉評価法がこのような作業の評価に適切であることが示された.