共鳴方式無線接続システムの偶奇モードリアクタンス関数と影像インピーダンスに基づく特性評価

稲垣 直樹  堀 智  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J94-B   No.9   pp.1076-1085
発行日: 2011/09/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 
Print ISSN: 1344-4697
論文種別: 特集論文 (高度で多様化する無線通信を支えるアンテナ・伝搬技術論文特集)
専門分野: 電磁界理論
キーワード: 
共鳴方式無線接続,  偶奇モード励振リアクタンス関数,  磁界・電界主結合,  影像インピーダンス,  高・低インピーダンス帯,  

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あらまし: 
共鳴方式無線接続は機動性に富む非接触電力伝送方式として期待されるが,その本質の理解はまだ不十分である.基礎となる送受信アンテナが等しい対称なシステムを対象として,偶モードと奇モードの励振に対する共振と反共振の周波数から実システムを正確に反映する簡易な等価回路を導出し,閉路型構造と開路型構造に対して結合が主として磁界によるものか,電界によるものか,あるいは電磁界によるものかの判別方法を示した.影像インピーダンスと回路のポートインピーダンスの相対関係により電力伝送効率の周波数特性が把握でき,両構造の任意の結合方式において,任意のポートインピーダンスで整合する二つの周波数がある場合と,低インピーダンスの帯域と高インピーダンスの帯域がある場合,に分類されることを明らかとした.高インピーダンス帯の存在は応用の道を広げるものと期待される.